1日 大槌（おおつち）へ
東京から車で走ること９時間。
大槌に到着しまして、仮設の商店街へ
震災以降仮設のお寿司屋さん「鮨辰」へ！！
海の幸が「幸」過ぎる！！
食べられないはずの苦手なウニが食べられた！！
これまで食べたウニと味が全然違う！！
素敵な前夜祭なのでした！！
ありがとう鮨辰さん！！
2日 朝６時
部屋の窓から入る日差しが素敵過ぎて起床。
この美しい海がこの町を襲ったわけですが、
漁師の友達曰く、海からは「幸」を頂く分「リスク」も承知なんだそうです。
だから変に町を変えて欲しくないらしいのですが、
だから、このような映画ができたわけですが、
この町には近々、住民の反対を押しきり、
国の方針で、高さ１４mの堤防を作られることが決定し、町からは海が見えなくなるんだそうです。
堤防建設により、漁師町にて、海の生態系が変わる恐れもあるそうです。
仮に大槌がこの堤防で守られれば、湾に入った津波は隣町に行くのでは？という声もあるそうです。
そして何より、津波が見えないことが一番危険では？船が守れないのでは？という声もあるそうです。
誰のための復興なのか？
復興の謎の巨大建造物とか、
オリンピックで大量に作られる建造物とか、
戦争で作り直される建造物とか、
ひょっとして、ゼネコンのためにやってるんじゃないか？！
なぁ〜んて言っていても、行政や世界の仕組みをそう簡単には変えられません。
ならば自分が変わりますか、
元気にライヴしますか、
ってことで、二度寝しまして、
2日 おおつちありがとうロックフェイティバル
震災以来毎年行われている「おおつちありがとうロックフェイティバル」
ビーツは例年夜になってからの出演ですが、今回は昼の出演。
始まった途端に人がどっと押し寄せて、なんかグッときたな。
そして晴天にて激暑！！
１曲目から吹き出る汗に、前夜のアルコールが混じっていたか？！
汗が目に入って、痛くて目が開けてられない！！
いきなり感極まって泣いてる人みたい！！
不思議なもので、そんな自分に脳が騙されて、本当に感極まってきた！笑
よく見たら、メンバーもお客さんも目が真っ赤！！
これはどっちなんだ！？笑
そしてあまりの暑さに、今度は笑えてきて、開き直って叩きまくってたら、
横っ腹が痛くなってきて、ボンヤリしてきて、ちょっと本当に危険だったかもな 笑
そんなことになる位に最高のライヴなのでした！！
あ〜気持ち良かった♪
豪雨＆雷
その後、フェスは続き、突然の豪雨＆雷…
雷が近くに落ちはじめて、さすがに危険ということで、ＳＡの前にフェスは中止に…
しかし、１曲だけＳＡが演奏することになり、豪雨と雷の中、ＳＡの演奏。
いやぁ〜凄かった、お客さんとＳＡの一体感、凄かった、
ＳＡのヴォーカルであり名古屋の先輩マブチタイセイさん、凄かった。
俺は２５年前、タイセイさんが当時のＳＡをあっさり止めて、単身東京に行って、
しばらくしたら深夜の音楽番組に「バットメサイア」というバンドで出演していたのに驚愕して、
俺も単身上京したんですよね。
実は俺の人生を変えた人の一人です。
巡りめぐって、あの時テレビでタイセイさんを見た時位に、この１曲に感動しました。
残念ながら、ＳＡ後のいくつかのアーティストと募金による花火を残し、フェスは中止となってしまったわけですが、、、
また、打ち上げ会場付近も水没してしまい、打ち上げも中止となってしまったのですが、、、
誰にとっても忘れられない１日になったんだと思います。
常に歴史を作る、タイセイさん、ＳＡ
３１年間１度も止まらずにツアーを続けているTHE STREET BEATS
今もそこに触れられていることは誇りです。
歴史
そして、特に最近、３０代前半のバンドマンによく言われるんですよね、この日も何人かに言われました。
「俺、サッズ聞いてました！」
「牟田さん見てました！」などなど、
自分がバンドを始める頃に影響を受けたバンドって、一生ものですからね。
俺も気づけば歴史を刻んできたな〜なんて、もう４７歳だしね(笑)
後輩の思い出や今のサッズの名や、もちろんビーツの名を汚さないように、もっと自分を磨くぞ！と気合いが入ったのでした。
おおつちありがとうロックフェイティバル最高でした♪
3日 大槌パワー
みんなに会いに、片付け中の会場へ！！
町はまだまだ盛土中であったり、手付かずであったり、津波で崩れた堤防はそのままだったりで、
かつてここに住んでいた人々は今も仮設住宅なんですよね。
しかし彼らのエネルギーは素晴らしい！！
みんなの素敵な笑顔と、
震災に負けないパワーと、
カキを頂いたのでした！！
大槌のみんな、ありがとう〜♪
多分秋になったらまた行きます〜♪
というか、日々旅をしているわけですが、
自然も、世界も、アジアも、日本も、人生も、各々色々あるわけだけど、
それにしても、日本中どこに行っても、
素敵な人ばっかだな。
なぁ〜んて思いつつ東京へ戻ったのでした♪
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