4月9日(木) 「6日 岩手県大槌町の今とは?」 6日 岩手県大槌町へ 津浪で流されたかつての住宅地にまだ家が建つことはなく、ひたすら盛土中の大槌町。 ここに住んでいた人達の殆どはいまだ仮設住宅住まい。 津浪よりはるかに低く盛土された土地の上に住宅地を作るためのタイムリミットは後3年。 何故なら、3年後には国からの復興予算は打ち切られ、福島と東京オリンピックに集中して回されるからなんだとか。 あの日から4年でまだこの状態なのに、 あと3年でライフラインが整った町丸々一つが完成するなんてあり得るのだろうか? 現在の大槌町 震災前の大槌町 津浪が来ても見えないからかえって危険と、住民の多くが反対する、 町の景観を奪う、国による14.5mの堤防計画は、反対運動を押しきり作られる事に。 津浪で海からやって来る水の総量は変わらないので、水の逃げ場を考えてない14.5mの堤防計画では、 仮に大槌が守られれば、その水は隣町の堤防を越える事となり 「自分達の町さえ守れればそれでいいのか?」 と大槌の仲間は問う。 その堤防も、あと3年で住宅地が出来なければ、いったい誰を守るのか? 全国への復興進めてますよアピールで自民党の票を守るのか? 堤防を作るのに、なぜ盛土もするのか?しかも津浪よりはるかに低い高さで。 盛土した土地は土砂崩れの心配はないのか? 国は本気で復興させる気があるのか? あれだけ世界中から集まった義援金はどこへ消えたのか? 2038年まで続く復興税はいずこへ? これを見た政治家の方が居ましたら教えて頂けないでしょうか? そして震災後に出来た人気店であったイタリア料理店バールリートは町の復興計画で立ち退きに。 人の出入りが無くなってわすが数ヶ月で、壁も黒ずみ一気に廃墟感が。 人の気が無くなると、建物からも気が消えるのかもしれませんね。 以前のバールリート 津浪で流されなかった高台の家も、町の復興計画で立ち退かなければならず、 なんと、、、その後の家は自分で探さなければいけないんだそうです。。。 こんな沢山の不条理な事があっていいのでしょうか? なぜ報道されないのか? 日本は隣国に比べ自由な国と思っている方も多いと思いますが、報道もガッツリ政府にコントロールされているんでしょうね。 大槌町の仲間いわく 「俺らがいっくら反対しても、上が決めた事には逆らえません」 「俺に出来る事は、笑顔を絶やさない事だけです」 彼らの笑顔からはいつも元気をもらっている。 そんな彼らの町が映画になった。 「コンクリートの巨大防潮堤に囲われた未来」と戦うドキュメンタリー映画 「赤浜Rock'n Roll 」 5月2日より全国順次公開 日記の感想などは、そして予約もコチラへ→ 前の日記 次の日記 トップ 今までの日記 |