5月4日(水) 越路姉妹 石巻へ 伝える3 <石巻の街 4/30>」

宿泊状況


ようやく空室を見つけたホテル。
仙台市内より30キロ西にある、作並温泉街の某ホテル。

震災の関係で連泊におけるシーツ交換は無し
みんなで相部屋、男女で2部屋、お一人様4500円

山間にある温泉、桜が見頃。


素敵な露天風呂



いざ、石巻へ

途中のコンビニにて、広島より来た給水車に会う。
広島から来たとは驚きである。




三陸自動車道

再び三陸自動車道にて石巻に向かう。

噂に聞いていた渋滞は無し、
聞くに、GWで通勤渋滞がないため、という意外な理由。


途中、三陸道から見る、昨夜は見えなかった景色に言葉を失う。


高速を走る車に向けて、歩道橋より掲げられた、

”支援者の皆さま ありがとうございます”

という垂れ幕に心打たれる。


そして、道はガタガタ
である。
そして、何台もの巨大な自衛隊車両に出会う。



石巻に入る

個人的には6度目。
もうナビ無しで行ける程に見慣れた景色。

高速を降りたばかりの内陸は、後に見る海側に比べれば被害は少ない。
とはいえアチコチ崩れたままである。


営業していないであろう店舗入り口に無造作に貼られた、、、

” thank you for your support ”

という米軍に向けであろう幕に、またもや心打たれる。


どんな状況下でも感謝の心を忘れない石巻の人々。



そして、海に近づくにつれ言葉を失う。

以前ニュースで上空からの石巻駅付近を見た時は、、、
建物の屋根が見えたので、、、街は被害は少ないのでは?と思った自分を悔やむ。


瓦礫の、船の、車の、泥の山々。
地上のアチコチに船がある。

粉塵と匂いは想像を超える。


見慣れた街を歩いてみようと思っていたが、とてもそんな雰囲気ではない。

街を歩いているのは、ボランティア団体の方々のみ。

住民の皆様は、各々の片付けかと。

そして、街中に自衛隊の方々。


更に海に近づくと信号は止まっており、主要な交差点は警察官の手信号。



日和山公園



丘の上にある日和山公園へ
そこは丁度、桜が見頃であり、石巻全体が見渡せる観光スポット。

 



今まで通って来た駅側ではなく、海側の街を見る。。。


またも、言葉を失う。。。





自分が被災したわけでもなければ、故郷でもない、、、

がしかし、、、理由はわからないのだが、、、


涙が止まらない。。。



前日、三浦家で聞いた津波の話。

思い返せば、どこかテレビを見ているような感覚であり、まだまだリアルではなかった。。。

がしかし、この時、、、

今まで見聞きしてきた震災の話全てが、、、

リアルになった。。。


先日TVにて、、、元気なニュアンスで、、、石巻は復興に向け動き出しています!!と。。。

がしかし、実際は、、、一部は動き出しているのかもしれないが、、、、ただただ途方に暮れる景色。


涙が止まらない。


そしてこの状況の中、、、地図通りの道を復活させた自衛隊には本当に驚かされる。


津波監視中と書かれた車内には、
ひたすら穏やかな海を双眼鏡で見張り続ける自衛官の方がいました。





石巻の街並み

海に近い側・・・


通るつもりではなかった道でしたが、道なりに走っていたら、いつの間にか。

 

自衛隊車両以外、誰もいません。

海の幸の腐敗臭が街を覆っています。

ここを通ってしまった事に、何か強い罪悪感を感じながら、、、悩みつつも、伝えるべく、写真を撮りました。

この行為が正しかったのか、間違っていたのか、今もわかりません。

そして、ただただ絶句するのみでした。



希望

そんな中、マンガの街石巻の希望を見つけました!!


震災で水没した、石ノ森萬画館・・・

がしかし、そこには、鯉のぼりが!!




石巻駅、電車は走っていませんが、マンガの駅は健在です!!



街中の像もほぼ無事だったようです。




素敵です。



そして、石巻市役所前。
なんだか、とても力強く、素敵です!!!





駅前で見つけた、石巻市民憲章。



まもりたいものがある

それは 生命(いのち)のいとなみ

豊かな自然

つたえたいものがある

それは 先人の知恵

郷土の誇り

たいせつにしたいものがある

それは 人の絆(きずな)

感謝のこころ

わたしたちは 石巻で生きてゆく

共につくろう 輝く未来




何か、グッときます。。。


そして、ライブ会場である、石巻グランドホテルに向かったのでした。



越路姉妹 石巻へ 伝える4 <石巻ライブ 4/30>」 に続く。

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