9月15日(月) 「飛行機雲」



友人からお誘い頂きまして”飛行機雲”という舞台を見て来ました。

特攻隊のお話し
反戦のお話し、

俺”反戦”という言葉に抵抗があるんですよ
何故か?
反戦じゃない人なんているのか?
反戦は当然なので、「僕は反戦です!!」と言うのは、
例えば、「僕は万引き反対です!」とか
「僕はイジメ反対です」と言う位に、そりゃそうだろ!と思ってしまうから。

例えば、イジメ反対の意志を宣言するのだったら、
単に「反対!」と叫ぶより、
イジメの起きた原因、予防策、その後の対応を叫ぶべきかと思うんですよ。

そして残念ながら、イジメや戦争、戦い、例えば万引きなどの犯罪は
無い方がいいに決まっているが、、、、なくならない、

どんなに「俺は反対!」と言ったところでなくならない、、、

昆虫だって、魚だって、生き物は争うように出来てしまっている、、、
だったら、それを踏まえて、
まずは ”自分がしない” そして、、、次に、、、


”じゃあどうするか?”


ちなみに話の規模は違いますが、
本屋など万引きが多い商売は、
万引きされるマイナス分もあらかじめ経費として考えて予算を立ててる
と聞いた事があります

俺も自分の子供にはいずれ
学校にはきっとイジメが存在する。
イジメる、られる、どちら側にも関わってしまう事もあるだろう、、、
その時は、、、、
などなど教えるつもりです.



話がそれました。。。

要約すると、
お誘いされたけど、単純に反戦の舞台だったらどうしよう?感想言えないな、
という不安があったんですな

ところが、全くのいらぬ心配でした!!!

10代の特攻隊志願者
特攻しきれずに戻って来る隊員
戦争万歳の厳しい上官
当時の思想
恋人、親子との別れ
(時代が行き来するストーリーがありまして)
中東の自爆テロとの違い
2008年の日本

反戦を
リアルなノンフィクションな取材を踏まえてのフィクションにて
全ての側の気持ちに立ちながら、、、


”何一つ批判する事なく表現”


様々な、ひょっとしたら間違いだったかもしれないが
戦争を知らない俺らからは想像がつかない、安易に想像すべきではないであろう
当時の過酷な、特殊な、もし敗戦した場合の先の見えない恐怖の”当時”の境遇下において
時に疑問を持ち、大いに悩みながらも、後の日本人のために!!と志願し亡くなっていった少年達がいた

その結果がわかっている現代から見れば、その是非は賛否両論だとせよ
今日、日本でこうしてPCに向かっていられる余裕のある生活を送っていられる要因として
広い視野、意味で捉えれば、、、

特攻隊の意義はあったであろう、
特攻隊志願者達とその周りの人々の当時の気持ちを想像してみよう、
そして勿論、戦争はない方がいい。

客観的に説明するつもりも、主観的見解&感想になっているかもしれませんが
そういう内容の舞台でした。


そして主観的感想です。

泣けました。。。
素晴らしかったです。。。


子供が出来て尚更、今更、当たり前ですが、

自分は一人で生きてこれたわけではなく、また生きているわけではなく、
今日に至る歴史、道、レールを作って支えて来た方々あっての今日であり、俺なんだな、
そして、そろそろ、少しは、レールを作る側にも回らないといけないなぁー

などと、、、舞台後の池袋の居酒屋にて
汚染米にビビってビールばかり飲みながら思ったのでした。


ひとつ紹介で、飛行機雲のストーリーにも形を変えて出てくる特攻隊員の遺書、、、グッと来るね
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/5410/isyo/isyobun/anazawaisho.html


もう一つのお話し

僕は22歳の時、ドラムで生活するという夢を抱き、
特に当てがあったわけでもなく、単身上京しまして
その時、地元のバーでパーティーライブをし、最後に皆に宣言しました。

「東京に行って、25歳になっても何の結果も出せなかったら、ドラムの夢は諦める」

今思えば、当時から”夢は諦めなければ叶う”という考えがキライだったんですな(笑)

そして偶然にも23歳でなんとなくデビューみたいな形は出来たんですが、
自分としては、なんか違う、、、と思っていまして、
いよいよ25歳となる時に焦ったわけですよ、、、

その時にとった行動が、
バンド募集、バンドオーディションしているレコード会社に、
きっとドラムがいないバンドも募集してきているはず!!と勝手に予測し、
そのむねを書いて、ドラム叩いてる音源を、闇雲に送ったわけですよ、

そしたら、当時のソニーレコードとコロンビアレコードから連絡が来まして、
それぞれのメーカーでデビュー予定のドラムがいないバンドでドラムを叩く事に!!

予測が当たったんですな(笑)

残念ながらどちらも、音楽史に名を刻む程にはならなかったんですが、
その時にソニーレコードに紹介された方のヴォーカルが、現・越路姉妹のボーカルである松嵜君!!(笑)
彼とは、それ以来15年の付き合いなんです、

その彼も含め、舞台”飛行機雲”を見に行ったわけなんですが、、、
その”飛行機雲”主役が、、、ナント!!
時を同じくして、コロンビアレコードから紹介され、一緒にバンドをやっていたヴォーカルだったんですよ!!
それ以来会ってなかったんですが、
15年の時を経て客席から見る事となりました、

人生って面白いなぁ、



さて本日は!!

同じく15年の付き合い、旧友、魂の叫び、ササキカズヤ率いるジニーのライブです!!
お時間ある方は是非!!