7月4日(水) 「ロサンゼルス日記 前半」

29日 出国

自宅を、29日昼12時頃に出発しまして、
成田まで約2時間、
出国手続きなどなどで約2時間、

「プチハプニング・1」

超忘れ者王の俺は、円をドルに両替直後、
それにしても身軽だなぁ〜と思ったら、、、、
両替カウンターにスーツケースを置いて、リュックだけで出国しようとしてました!!(苦笑)
すぐ気付いて無事スーツケース確保、、、良かった、解決。


出国手続き終了後
16時フライトまで時間あるので、
”搭乗口56”を確認した後、ギター峰君と一馬君の3人で
搭乗口近辺のレストランにて食事、
「搭乗なんてギリギリで大丈夫だよ〜」と酒まで飲んじゃったりと余裕、
そこへスタッフから電話、
「そろそろですよ〜、急いで下さい」と、
大丈夫、大丈夫、あと15分あるじゃん、
まぁとは言え、国際線の乗り込みは早いからなぁ、と、”搭乗口56”へ


「ハプニング・2」

?????
搭乗口56の電光掲示板にある文字は、
・・・
”シンガポール”
・・・
チケットを確認、、、

GETE36 
SEAT 56B  

海外チケットマジック・・・
なんで、そんな小さく搭乗口ナンバーがぁ!!??
ここはGATE56!!GETE36ってどこぉぉぉ〜〜〜!!??
2F上で、おそらく500mは先!!!
スタッフから着信の嵐!!!
GETE36へ向けて走る、走る、

間に合った・・・
というか、軽く待ってくれた・・・
ユナイテッド航空会社社員のあきれた冷たい視線に耐え、
無事搭乗、、、汗だく、、、良かった、解決 。


16時出国、約10時間のフライト、、、
時差にそなえて寝たいのですが、まだ16時だからね、
寝られたような、寝られないような、
途中、実話スパイ映画「Breach」を見る

FBI史上最大の内部スパイ事件の実話を元にした映画
日本未公開だけど、何故か吹き替え有り、
犯人は現在終身刑で24時間中23時間独房なんだって・・・
これもひとつのアメリカ流抑止力か?
なんて考えていたら、ザ・アメリカ!な景色がぁ!!あきれる程広いね!!



入国 

日本時間で明けて30日深夜2時、丁度寝る頃なのですが、
ロスは日本の16時間前、
再度29日の朝10時からスタートです!
長い1日だぁ!!

「プチハプニング・3」

心優しい峰君、隣の中高年フィリピン女性の荷物を持ってあげるあまり
自分の荷物を機内に忘れる(笑)
すぐに気付き確保!良かった、解決 。


さすが、アメリカ!ユナイテッド航空!!いい加減!!
なんだ、このグシャグシャ、メチャクチャな荷物の流れ方は!!

すると、そのコンベアーの端っこが、こんな鋭利になっている部分を発見!!

これ荷物引っかかるんじゃないの???
と思っていたら、
引っかかるどころか・・・
金属、プラスチッック製のケースは、ギィギィギィギィィィ〜〜〜と傷つき・・・
布、ビニール製のケースは、ギィ〜ビリビリビリィ〜!!と裂ける・・・

そんな荷物を数個見た後、

また、ここに布製の高価そうなケースが引っかかった、その時、
荷物係りのオジサンがやってきて、
明らかに引っかかっている事を認識しながら、
力ずくで無理矢理荷物を持ち上げる、、、
当然、スーツにはビリッ!と穴が・・・
がぁしかし気にせず、コンベアーに投げ乗せる・・・

自分の身は自分で守る銃国家、アメリカに来た事を実感する。
そして、俺らの荷物は大丈夫か!!??

「ハプニング4」

ハイ!ザ・アメリカ!ユナイテッド航空、期待以上のいい加減!!
荷物が傷つくどころか、、、
峰君のスーツケースがありません・・・

ザ・紛失!!!!!行方不明!!!!!

その中には紆余曲折ありまして、僕のステックケースも入っていたんですよ、
前回のロスの時も、ステックケース無くなったんですよ・・・まただぁ!

探せど、探せど、荷物は見つからず、、、
ユナイテッド空港職員は「見つかったら連絡しますと、、、」
成田は深夜だし連絡つかず、
果たして、ロスに来たのか?成田に置き去りか?
・・・未解決。


そんなこんなで、あきらめて、通称LAXを出発


「24」で見た景色!でもジャックバウアーは居ませんでした(笑)


今回はヒルトンホテルロングビーチ!!綺麗だぁ!
でも、パリスヒルトンは居ませんでした(笑)

紛失した峰君の服や、スティックを買いにアチコチへ、
ギターセンターにてステック購入!!

その後、今回のイベント会場へ!

何故なら、ライブを見るため、


S.K.I.N.

そのライブとは、YOSHIKI・Gackt・雅・SUGIZOによる新ユニット「S.K.I.N.」

スイマセン、僕、このジャンルに非常にうとく、一切面識もないので、あえて呼び捨てで
では何故見に行ったかと言えば、その中で唯一のサポートメンバーである、
土屋アンナのサポートベースでもあるベースju-kenを見るため、

一人だけサポートという立場において、
現場での振舞い方の難しさ、微妙さ、知ってるよ、知ってる。
しかも、そのジャンルの中では頂点を極めた大御所に混じって、
さぞや、お気をお使いになった事でしょう、
内に対しても、外に対しても、
言いたくても、言えない、言ってはいけない、出来事、事柄、
さぞや、たくさんあった事でしょう(経験上からの単なる予想)
よくぞぉ乗り切りました、男ju-ken、
鹿児島に産まれ、流れ流れてて36年、、、
ステージ上のアナタは、とっても、とっても光っておりました。
さぁ、歌ってもらいましょう!
曲は「渚で低音ロケンロー!!」

おっとっと、、、演歌の花道になってしまった。

いやぁいやぁ、いい意味で、一人サポートという事をまるで感じさせない、
さすがな振る舞いでした!
そして、やはり歴史に名を刻んだ方々のライブは、お客さんを楽しませてくれるんですな、、
いいライブでした!!

そしてさっきから、サポートミュージシャン、サポートミュージシャンと言っていますが
さて、サポートミュージシャンとは何でしょう???

ロスにパソコンを持っていってないので、知らないのですが、
ju-kenのblogでいろいろあった、、、と小耳に挟んだもので、
”いろいろあった”という内容とは関係ないとは思いますが、ここでひとつ、


サポートミュージシャン講座(もちろん主観あり)


割と、簡単です、
ソロアーティスト、&例えば俺ならメンバーにドラムのいないバンドから
呼ばれて、依頼されて、ドラムを叩く、
リハ、ライブの日数分のギャラが発生する。
その立場は、同じステージ上にいるアーティストやメンバーより
むしろ、ヘアメイクさんやスタイリストさんなどと、似てます。

よく、「次の○○さんのライブはやらないのですか?」
「次の○○さんのライブもやって下さい」
というメールを頂くのですが、
いやぁいやぁ、そりゃ、頼まれればやりますよ!

よっぽどの大御所にならない限り、
そして、単純にスケジュールがぶつかっていない限り、
将来の保証も、いやぁ来年の保証も、保険も、毎月の給料も無い、
非常に不安定な立場にある、サポートミュージシャン
そうそう仕事を選り好みする程、偉くもなければ、余裕もありません、
そりゃ、頼まれればやりますよ!

ちなみに頼んでくる人はいろいろです、
事務所、レコード会社、イベンター、制作会社、メンバー、まれにアーティスト本人、etc、、、

そして、逆に、
こっちが「やりたい」と言って、出来るような職種、立場でもないんです、
あくまでも受身、営業、宣伝は出来たとしても、
やはり、携帯電話が鳴ってくれるのを、ひたすら待つ続けるしかない、受身、
この、依頼主に対して受身という立場、関係は、
どこまで行っても、どんなに長年の付き合いになろうとも、変わる事はありません。
レストランがお店でお客が来るのを待つしかないように、
毎回、その都度、依頼されて、
あ〜今回も呼んでもらえて良かったぁ!!次も頑張るぞぉ!!なぁ〜て喜ぶ。

以上が基本です。
少なくとも、俺の友人は、ほぼそうです。

その不安定さは、自分の好きな事で生活している代償なので不満はありません。
リスクあっての好きな仕事なんですな。

誤解されないよう書いておきますが、
だからと言って、嫌々受ける仕事は、殆どありません。
不思議なもので、人と人との関係、
やはり、気になる者同士が集まるんでしょうなぁ、
あと、呼んでくれた人の事は、大抵こっちも好きになるしね。

簡単に、それでいてリアルに
コクがあるが、それでいてサッパリと説明したつもりですが、どうでしょう?

そう言えば、最近は言われなくなったけど、数年前はたまに
「バンドだけでやっていこうと思わないのですか?」と、
♪ちっちゃな頃から悪ガキで〜15で不良と呼ばれたよ〜♪的な
キラッキラの少年のような質問をされる時もあったな、

夢だけで生きているわけではないミュージシャンをご理解くだされ。
いやぁ、案外、いまだ、夢だけで生きてるかも(笑)


話は戻りまして、

朝から仕事三昧であったアンナさんと合流〜 エビ美味かった!!(メモリ不足の方
 
日本語使っちゃいけないゲーム面白かったなぁ〜(笑)
トライ!ヒップテイク!とか、、、しりとりの事です(笑)

ほろ酔いでホテルに帰るのでした。


こうして40時間の6月29日が終わったのでした。

さて峰君のスーツケースはどこへ行ってしまったのでしょう???

つづく・・・