衝突

 

衝突というテーマでやはり避けては通れぬ話題は
なんといってもニューヨークのテロ事件だろう。

ちなみにコラムのテーマというのは、
僕の友人達が作っている「じゃんま」という
ホームページの製作者が月の初めに
1ヶ月分まとめて決めている。

僕はそこで書いている文をそのまま自分の
ホームページに載せているのだ。

よって衝突というテーマは事件以前から
決まっていたものである。

本来ならこの手の
様々な歴史や宗教感の関連する事件に対し
日本で33年しか生活をした事がない僕は
あまりコメントするべきではないのかもしれない。

しかしながら「衝突」というテーマがきたら
やはりテロ事件に触れないのは、
自分的には不自然なので、
日本国内の雑誌、TVという限られたメディアにより得た
情報を元に、それぞれの立場に立って考えてみる。

 

ウサマ・ビン・ラディン

どんな事情があったにせよ、当たり前だが、
なんの関係も無い一般人の多数いるビルを
攻撃するのはどう考えても悪い。

なんでも自分の思い通りにならなければ気がすまない。
自分を認めない人間は大嫌いなのに、気になる。
自分を認めさせるためなら人の迷惑も、そして時には金も惜しまない。
基本的にはものすごく臆病である。

このような人はどの世界にもよくいる。
リーダシップ系の人にありがちだ。
僕自身そうであるだろうし、
読んでいるアナタだってそうかもしれない。

人間誰しも持っている腹黒さ、弱さ、幼稚さである。

そして大抵の一般人はこれらの感情を
コントロールし、時には我慢しながら生きている。

しかしながら、まれに、これらの感情を
ステレートに出せる人物がいる。

僕を含め普通の人は、こういう人を
ある種うらやましく思う事もあるだろう。

そして、こういう人は得てして
限られた世界下においてカリスマになりがちである。

これが良い方に向かえば
良き指導者、はたまた良き芸能人となるのだろうが
1歩間違えると影響力のある性格の持ち主なだけに大変な事になる。

そしてウサマ・ビン・ラディンは、あきらかに
1歩間違えた側である。

結論 

悪い人である。裁かれなければならい。

 

タリバン政権

5年前、内戦の続く無政府状態のアフガニスタンに出来た政権。

女性労働禁止(医師以外)
音楽の禁止
あごひげそりの禁止
英米式ヘアスタイル禁止
テレビを見てはいけない
女性は外出時顔を隠さなければならない
復讐方
客人歓迎 客を保護する義務 

など日本では考えられない戒律が存在し
宗教警察によりこれが守られているらしい。

とにかく女性は差別されているらしく、
なにもかもが男性と隔離されているらしい。

いったい誰のための法律なんだろう?

ウサマ・ビン・ラディンをかくまっているだけあって、
やはり困った政権だ。

「客を保護する義務のある、客人歓迎という戒律の元に
かくまっているのだから、アメリカに攻撃されるのはどうか?」

という意見もある、実際、筋が通っているようにも聞こえるが、
このタリバン政権、自分達が政権を握るために、ハザラ族の大虐殺を行っている。
恐怖心を植え付けるためにハザラ族の遺体を、あちこちに放置していたらしい。
そして記憶に新しい、自分達の宗教に合わないからと言って、
歴史的建造物であるバーミヤン石仏を破壊してしまった。

確かに過去の歴史においてアメリカに非があった事も
あったのだろうが、タリバンはタリバンでひどい政権だ。

結論 

閉鎖的な恐怖政治、そして絶対的女性差別にも関わらず
客人歓迎という奇妙な戒律があるのなら、
田嶋陽子議員を送りこむぞ!

 

軍人以外の一般のアフガニスタン人

こう言っては失礼かもしれないが、
とにかく可哀想だ。

アフガニスタンは現在大干ばつに見舞われており
400万人飢餓、100万人餓死寸前、遊牧民全滅
というとんでもない事になっている。

おそらく一般庶民にはビンラディンやアメリカが
どうしたこうしたよりも、ただ生きるという事に
精一杯なんではないだろうか。

そしていっさいのメディアが制限されている中、
噂だけが情報源である。

ほとんどの農民は、

「ただ平和に生きたいだけなのに・・・
何もしていなのに・・・
何故、大干ばつの上に
アメリカに攻撃されるかもしれないのだろう?
この鬼、悪魔!そうか!
自分達が苦しいのはきっとアメリカがいけないのだ!」
と思っている事だろう。

パキスタンへ逃げても入れてもらえず、
水も食べ物も無く、赤痢、マラニアに苦しみ
いつ責められるかわからなく、
自分達の寿命はここまでだ・・・
とあきらめに入っている人々が多いと聞く。

実際平均寿命は45歳らしい。

結論 

アフガニスタン人というだけで農民にも関わらず
非難、攻撃を浴びるのは可哀想。
もしオウムが他の国を攻めたとして
日本全体が報復されたらやだもんな。

 

アメリカの一般人

テロの被害に遭った方々、ニューヨーク市民の方々は
本当に災難だったと思う。

結論 

災難に負けずがんばって欲しい。
そしておそらく日本とは違う報道がされている事だろう、
アフガニスタン農民の苦悩等の報道は、
タブーとなっているのではないだろうか。
イスラムだからと嫌うのは、アメリカだからと攻撃する
テロリストと同じになってしまう、熱くなりすぎずに。

 

アメリカブッシュ政権

昔必ずクラスに1人はいなかった?
事件が起こると必要以上に熱くなっちゃう人。

そんな人でしょ彼は。

戦争!戦争!って
アメリカ一般市民を殺されて怒ってるんでしょ?
なのに戦争でアフガニスタン一般市民殺したら
テロリストと同じ罪人じゃないのか!

しかもテロリストってアフガンじゃなくて
世界中に散らばっているんじゃないの?

世界の警察がそんな事していいのか?

アメリカを裁く機関は無いしなぁ〜。

結論  

でも、もしアルタや109、都庁や東京タワー、
山の手線とか普段見慣れた物を滅茶苦茶にされたりとか、
親族友人を殺されたら熱くなるだろうなぁ〜。
そんな時、小泉総理が「話し合いで」なんて言ったら、
「何言ってるんだ!」って思うかもなぁ〜。

しかしながら一般人を攻撃したらアメリカもテロリスト!

 

日本政府

自衛隊出せって言われて困ってるけど
いい、言い訳あるじゃん!

「日本に軍隊を持ってはいけないと決めたのは
アメリカじゃないですか!」

となんで言わないのかなぁ

「支援、支援ってアナタ世界一、
軍と金を持っているじゃないですか」

って軽いいやみくらい言ってもいいんじゃないの?

結論

独自の意見を持って欲しいな。


まとめ

俺が思うに全ての原因は、
中東の貧困なんじゃないのだろうか、
腹が減りすぎるとイライラするし、
教育施設がなく、字が読めなければ誤解もする。
物事うまくいかないと、自分以外の原因が欲しくなる。

そしてアフガニスタンの貧困の原因には
アメリカにも責任があるのかもしれない。

という事はテロリストを作ったのは
アメリカ自身とも言えるわけだ。

それをふまえて、ブッシュが
「テロリストは裁く!がしかし農民への
医療、食料、教育への協力もする」

な〜んて器のでかい事言えたら
歴史も少しずつ変わるんだろうな。

そんな簡単なわけないか。

世界首脳陣K-1とか
世界宗教K-1とかどうだ。

5人対5人くらいの首脳陣当人同士が
殴り合いで決着するの!

海外に住んだ事もなければ、ノン宗教の僕が
日本のテレビや雑誌で得た情報のみから、
いろんな事を言ってみましたが、
本当はもっと複雑な事情があるのでしょう。

そして正直、僕は何も出来ないし、人事です。
この事件の事より26日アポロのライブの事で
頭がいっぱいです。

皆、「アイツがどうした、こうした」
と周りの人がどうこうじゃなく
自分に精一杯生きれば
少しは争いが減るんじゃないかなぁ。


ゴルゴ13がいたらいいにになぁ

 

ゲストコラム 佐藤ともあき 13年前僕のやっていたバンド「HATENKO」のボーカル

衝突

それぞれの立場 それぞれの考え
それぞれのやり方 それぞれの生き方

私は全てを肯定する

やってみなくちゃ何も分からない
挑戦し続ける君達が うらやましい

私は「自分」が見つからない

それぞれの立場 それぞれの考え
それぞれのやり方 それぞれの生き方

私は全てを否定する

浅はかな考え経験不足 必ず失敗する
無謀な挑戦を続ける君達が 腹立たしい

私は「自分」を持て余している

それぞれの立場 それぞれの考え
それぞれのやり方 それぞれの生き方
それぞれの立場 それぞれの考え
それぞれのやり方 それぞれの生き方

私は肯定も否定もしない
私は肯定も否定もしない

やるのは君達だ やるのは私だ
やるのは君達だ やるのは私だ

私は「自分」のこと以外に興味が無い
私は「自分」のこと以外に興味が無い

 

 

 

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