5月病


五月病正直よくわからない、という事でインターネットで調べてみた。

五月病とは・・・ 

毎年四月は新しい年度の始まりであり、入学に就職にと、新しい目標を持った生活を開始する時期です。それぞれに決意や夢や希望を膨らませるとともに、これから始まる生活への不安感や緊張感を抱いて新たな人生のスタートを切ります。約一力月がたって、五月のゴールデンウィークのころになると、多少の心身の疲労を感じるものでしょうが、大抵の場合は、それを乗り越えて頑張れるものです。ところが、この時期になって、体がだるい、疲れやすい、意欲がわかない、憂うつで物事を悲観的に考えしまう、何をしてもおもしろくない、生きる希望や目標を見失った、夜よく眠れない、食欲がないなどのさまざまな心身の症状を呈してくることがあります。こうした状態に陥ることを称して、いわゆる五月病と呼んでいます。

だそうだ。ははそういう事か・・・ようするに何か始めたはいいが、1ヶ月くらいしてちょい慣れてきて最初の意気込みが薄れ、「俺って何してんのかなぁ」なんて悩み過ぎる事を言うのだろう。

そんなのよくあるじゃん、ちょっとしたうつ状態とかってならない奴なんているのか?

ある意味誰だって五月病だよ、スポーツクラブ行くなり道場行くなりして運動しよお!
俺は最近格闘技道場に通ってるんだけど、帰った後、めっちゃ腹減るし、すぐ眠むっちゃうよ。

そういや最近、思い悩む人へのアドバイス本みたいのがはやってるらしいね、

俺は基本的に精神アドバイス本や成功の秘訣本とかって読んでる時点で負けてるんじゃないの???と思ってるほうなので、あまり読もうとはしないんだけど、
つい先日この五月病のコラムの話しをしていたら、とある人から
「僕は昨年思い悩んでいたがこれで立ち直った」
とあの有名な「チーズはどこへ消えた」を渡され、
その人自身すごく魅力的な人であり、
世界規模のベストセラーでもあり、
なによりコラムのネタになるのではないかと思い読んでみる事にした・・・超ベストセラーを。

驚いた!凄い本だ!

さすがベストセラー!

ベストセラー?

ベストセラー???

確かにもっともな事は書いてある、かもしれないが内容はめっちゃ普通だ!

しかもすげー薄い!

読むのに1時間もかからない!

しかも半分以上がこの本がどんなによいかという自画自賛文だ!

夜中のテレビショッピング並みだ。

そして終わりの方になると、
「この本の良さが解らない人は時代においていかれている人」的な文章になっていき
「良かった」と言わなければいけないようなマインドコントロール気味の文章になっていく。

さらに凄いのが、「何度も読み返した方が良い」「友達にも薦めるべき」と書いてある。

ようするに、「読み終わっても人に貸さずに、買うように薦めなさい」という事だ。

という事は・・・ようは・・・世界規模のネズミコじゃないかぁぁぁ!!!

この著者めっちゃ頭いいなぁ!アンタが一番成功してるよ!今頃億万長者だよ!!

内容なんかすんげー簡単だよ、軽く説明しようか


2匹のネズミと2人の子人ヘムとホーがいる。
主食はチーズなので、皆毎日チーズを探す。
ある日巨大な、この先人生安泰か、というようなチーズを見つける。
人間は安心しきって怠慢になるが、ネズミは常にどん欲。
ある日忽然とチーズが姿を消し皆の生活は激変する。
ネズミは常にどん欲であっため変化を予知しており、すぐに新しいチーズを見つけにいく。
人間は物事を難しく考える上、変化を恐れるため、今までの生活を変えられずとまどう。
人間の一人ホーは、このままではいけない!と変化に適応し現状を捨てチーズを探しに行く。
新しい巨大なチーズを見つける。
そこにはすでに2匹のネズミがおり3人は笑顔で自分達の変化を恐れない行動をたたえあう。
足音がする。
それがヘムであればいいなぁ、彼も変化を恐れずに適応して行動してくれたのかな、と期待する。
物語終わる。
「確かに私達は今まで変化を恐れたヘムだったね、これからはホーになろうね、部長はこの本を
バカにしてたよね、まるでホーみたい」などとディスカッション文がくりかえされる。

これだけだよ、ようは「現状に甘んじず変化を恐れず行動すればきっと成功するでしょう!」

昔から言われてる普通の事じゃん、わかってるよ。

だけど、そんなにヘムを責めるなよ。

ていうかネズミもさホーもさチーズ見つけたんなら教えてやれよ!

ヘムが餓死したらどうすんだよ!

やさしさも大切だぞ、

それから、部長の方がキミより偉いんじゃないんか?

俺でも書けるぞ・・・ウソです、すいません。

こういう本ってある意味、占いページと一緒で癒し本だよね。誰にでもあてはまる。

もちろん俺にもあてはまる。

占いと同じ、試しにアナタを占なっていいですか?

手を出してください。

んアナタのおじいさんは亡くなっていませんね。
えアナタは現在いま一歩踏みきれずに悩んでいる事がありますね。
でもそれは周りからみれば些細な事かもしれませんよ。
あとほんのちょっとだけいつもよりがんばってみて下さい。
きっと2ヶ月くらい後に転機があらわれますよ。

結構当たってない?

ほとんどの人が小さな悩みを抱えてるし、変わりたがってるんだよね。

だから読むと、いつか変わるぞ! なんて思っちゃう。

中には読んだだけで変わった気になってる人なんかもいる。

でも大抵の場合 その気になったはいいものの・・・で終わっちゃう。

たまに落ち込む。

だからこそこの手の本が売れる。

ダイエット本と一緒だね。

いいじゃん別に、またチャレンジすれば。

いや別に本の批判をしてるわけじゃないんだけどね。

なにかに影響され変化するって本当に難しいんだよ。

実際に行動に移すってすごい事なんだよ。

出来ない方が普通。出来たら拍手!

俺は自分で言うのもなんだけど、結構がんばってる方だと思うだな、これが。

でも、そう簡単にはいかない事も多い。

でもね俺ほとんど落ち込んだ事がないんだよね。

最近自分で気ずいたんだけど、どうやら俺って不快な事があると、すぐさま愉快な事を探してるみたい。

多分本能だね。

自己防衛本能。

あと、やな事とかあっても、なんとかこれを楽しみに変えられないか?と気ずくと考えてる事があるんだよね。

精神状態を良くする努力は大切だよね。

みんな精神本読むんだったら一緒に飲み行こう!

長くなっちゃったんで僕の好きな言葉でしめさせてもらいます。

「人生楽しく生きる、それが一番の近道だ」

明日は道場か・・・痛いし疲れるしめんどうだな・・・

やべぇ道場五月病だ!

 

ゲストコラム  武井歴宏(たけいゆきひろ)ヴォーカリスト


 みなさんこんにちは。最近、牟田さんと頻繁にライヴをやっているオレンジ・ジャムのボーカルのタケイです。趣味は小物集めとカメ飼育です。

 そう、「五月病でひとつコラムを」と5月1日恵比寿ギルティー本番前の楽屋で牟田氏から話しをふられ、その時、そのテーマの「病」に対してあまりピンと来ていなかったにもかかわらず、「コラムかぁ、書いたことないから、ちょっと書いてみたいなぁ」なんて思った僕は、なんとなくOKし、その後、家へ帰り、辞書を開き、先ず「コラム」の文字を探した。「五月病」の前にそれすら微妙だったのだ。いやーん。

 そんな僕の初コラムをどうぞ。

  「五月病」

 何だろう、今「薬」というものは世の中に溢れかえっていて、街にはMモトキヨシを筆頭に薬屋が軒をつらね、深夜のディスカウンショップ(あぁDンキホーテさ)でも手軽にそれは購入でき、医者に行くなりこれ飲めば治りますよー…と非常に身近な存在である。そんな「お薬さん」だが、僕からしてみると「なぜ、そんな抗生科学物質を超アナログな生き物の体内に取り込まなくちゃならないのだろうか」と疑問だらけだ。いつからだろう、僕はその「お薬さん」のことがあまり好きじゃないのである。この前も歯医者に行ったら「痛みどめですから痛かったら飲んで下さい」と 錠剤を4粒ほどわたされたが、もらった瞬間「こんなもん飲むか!痛かったら痛みがひくまで耐えてやる!」とガンコじじーばりに思ったほどだ。いわゆる簡単に薬に頼る人のほとんどが、抗生物質を投与すると必ずある人体への副作用の知識が浅い人であろう。もちろん僕も医者ではないので専門的なことは分からないが、副作用が無いとされている漢方薬にだって少々の副作用はあるし、ステロイド剤なんて悪魔のようだ。

 人間にはそもそも自然治癒力というものがあって、" 病は気から"、 気の持ち様(気の状態)でほとんどの病気は治ってしまうはずなのに、大抵の人は目に見えぬ そういった一見分かりにくいものよりも、やはり目に見える分かりやすいほうを先ずは受け入れてしまうのだろうか、西洋医学の進歩だかで、すっかり風邪をひいたら「はい、お薬」が一般的になっている。別に西洋医学を批判するわけではないが、僕の友人で、歯が痛くてバファリン(鎮痛剤のひとつ)を投与しつづけているやつさえいる。(おめーそれ早く歯医者行けよ)

 そんな中、その「薬」ではどうにもならない痛みが、心には潜んでいる。心の病 気、「五月病」もそのひとつであろう(やっと本題…)。

 「五月病」とは、カレンダーの5月の絵柄が「こいのぼり」か「五月病のうかない青年」かというくらい12月のサンタクロース級、5月の申し子で、4月に人生の門出に立ち、入学、入社してテンションが嫌がおうでも上がってしまって、一月後にその反動で見事にヘコむ…といったもの。簡単に言えばそういうことだろう。 しかし、僕自身この「五月病」というものにかかった記憶が(今のところ)ないため、ここで身を持った体験談を話す(字数をかせぐ)といったことは出来ない。五月病にかかってしまった人の気持ちすら分からないでいる。だから、それに関してはすべて憶測でしかない(そんなの無責任だぞ!と言わないで…)。

  しかし、それを病気だとする割合が重度であることは決してないだろう。 実際、「俺、今、五月病なんだよねぇ」とヘコんでいる輩だって来月にはきっと、なんらかの方法で復活しているだろうし、復活していないのであれば、それはすでに五月病ではなく立派な自律神経失調症だったり、ひきこもり?なわけで。ちがうもんなわけで。だから、五月病とは、「そんな一時的ヘコみをくらってる暇あったら、環境保護にでも目をむけやがれ、ほかにやることあんだろ」ってな具合で、まったく、あたしゃ付き合ってられんよぐらいのもんなのだ(ろう)。そして、こういうことこそ、 気の持ち様で状況は好転するものである。

  それに、この病気は物事の始まりが4月に集中してるというだけで、一月後は5月に限ったことではなく、アメリカでは「十月病」と言うし(嘘)、医者に行っても診断書に「五月病」とは書かれないのだ。だから五月病を治すものとして必要なものは何なのかとした時、精神科の先生は「春の囁き、小川のせせらぎ」と答え、内科の先生は「女子高生の夏服」と答えるわけだ。うーん深い…(というか何だそれ)。

 

  つまるところ、お薬で治らない「心の病気」の治療法は、自らが前を向き、治療(解決)の糸口を見つけ出すほかになく、行く先の見えない人生には、山があり谷があり、どん底に落ちてもそれは這い上がるまでの過程にすぎず、どん底はどん底で素晴らしく得るものがあるとするポジティブ人間になりさえすれば、そんな中途半端な病気を名乗るものに決して負けることはないのだ。

  五月病にかかってしまう原因、それは「意志の弱さ」だ。 やったー。

 

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