「バーチャル」の世界


「バーチャル」いったいいつ頃から使われだした言葉だろう、確か小さい頃ころは使ってなかった。

非常に曖昧な言葉のひとつだ。

「バーチャル」僕が思うに「実際にはそのものにはなれない、もしくはなるのは難しいが、疑似体験なら出来る」というようなシチュエーションの時に使う言葉ではないだろうか。

現代の技術の進歩と豊かな発想力の進歩があってこそ使われだした言葉だろう。

技術の方だと3D映像であたかも違う場所に行ったような映像が見られるとか、ゲームの恋愛ゲームや電車でゴーなどがそうだろう。

アイデアの方だと、僕は本当に行った事が無いのだが、イメクラ(様々な設定でエッチな事をする風俗)なんかがそれにあたるのではないか。

よく行く友人の話しによると、女教師プレー、電車プレー、恋人プレー、すごいのだと、キャンププレー!?というのがあるらしい。

僕の友人はどうもこのキャンププレーが好きらしく、自分で台本を作ってまでして楽しんでいる。

また彼は役者をしているのだが、苦手なラブシーンなどがあると、イメクラに台本を持って行って練習するらしい。

ある意味すげぇ〜バーチャルリアリティーだ!

なんといっても疑似にも関わらず実際に体験してしまっている。

またとある友人の女性は「女性と接するのが苦手な男性がデートの練習をする」というまじめな企画会社でバーチャルデートの相手役としてバイトしている。

こうして考えると世間では結構バーチャルの世界が存在している、という事はバーチャルってすごく楽しい事なのだろう。

そりゃそうだ、誰だって変身願望や試しにやってみたい願望はある、が実際実行にうつすには、それなりのリスクを伴うだろう、そのてんバーチャル体験出来るのであればたいしたリスクはない。

これはいい!いっそいろんなバーチャルマシーンを作ったらだうだろう

「バーチャル広末」なんてどうだ。

僕の友人の男性は広末が好きだ!をとおりこして広末になりたいと言っていた。

ジュディマリのユキは以前ラジオで一週間広末と全く同じものを食べて、広末がどんなウンチをするか実験すると言っていた。

すでに広末マシーンの需要はある!

他にも警官、政治家、役者等いろんな職業を体験できるバーチャルマシーン。

海外生活バーチャルマシーンなども楽しそうだ。

「バーチャル三井ゆり」でまいにち野口五郎のダジャレを聞けるとか、「バーチャル花田けいこ」や「バーチャル小出監督」で育ての親の達成感やバッシング報道へのいきどうりを体験なんていうのはどうだろう。

もし本当にあったらものすごい需要だろう。

僕自身いろんなバーチャルマシーンで様々な職業を体験してみたい、将来の職業に悩む人の手助けにもなるだろう、一度試してから目指せばいいのだから。

しかしながらだ、そんなものはない!

もしあったとしてもしょせんはバーチャル!

それぞれの本当の達成感や喜び、苦悩などは、それなりの過程を越えなければわからないはずだ。

こうして考えると人生において本当に体験出来る職業や出会い、住む街や達成感などは案外少ない。

人生長いようで案外短い!

そう年齢と共に実体験出来るかもしれない事は確実に減少していく。

例えば33歳の僕が今からプロ野球選手を目指すというのはあきらめではなく実際無理な話しだろう。

となると今出来る事はどんどんチャレンジしたいものだ。
 

いやしないともったいない気がしてきた!

ん〜ん何しよう?

まずは行った事のないイメクラだろうか?

50歳代になったら入りにくいだろうしな〜

まぁそれはおいといて、まずやらなきゃいけない事はなんだろう?

僕は11年前上京する時、名古屋の友人達に応援メッセージ入りのバーボンをもらった。

いつかそれなりに自分に納得がいったら封を開けそれを飲もうと決めていた。

実はまだその封は開けていない・・。

まずはあと2年以内にその封を開ける事だ!
 

ただ問題点がひとつ・・・

バーボンってよく何年ものって言うじゃん、ハーパー12年とか、僕はてっきり酒はただ年月がたてば熟成されてうまくなると思ってたんだよね。

この前地元の友人が家に遊びに来てさ、そのバーボン見て

「これまだあんの!」と言うから

「もう11年ものだぞ!きっとうまくなってるぞ!!」と言ったら

「こんな日光にあたったまま11年!?もう飲めねぇーよ!」だって・・・

熟成ものって樽とかでちゃんと管理されてるんだよね、ただ古いんじゃないんだな。

絶対飲んでやる!

 

ゲストコラム 藤本正揮 グラフィック、ジュエリーアーティスト

 

まず、なぜ今これを書いているんだろう?すごい疑問が昨日からずっと僕につきまとっ ている。元々牟田さんと飲んでいて、牟田さんもかる〜い気持ちで「コラム書いてみ ない?」っていったんだと思う。当然のようにかる〜い気持ちで「いいっすよぉ」っ て答えたはずが(笑)、机の前でさっきからずっとパソコンのモニターとキーボード を前ににらめっこしている。数日まえから僕の頭の片隅でずっと響いている言葉。ばー ちゃる、バーチャル、Virtual、辞書も引いてみた、飲み屋で出会う人にも聞いてみ た。以外に難しい・・・あるヒトは「パソコンでしょ」という。またあるヒトは「イ メクラでしょ」という(牟田談)。これにはかなりうなずいてしまった(笑)。また あるヒトは「バーチャルアイドル」という。またあるヒトは「テレビのドラマ」とい う。何をもってバーチャルというんだろうって考えて僕が思ったのは、「あなたの知 らない世界」である。小学生のころ某テレビ局で春休み夏休み冬休みなどにお昼にな るとやっていた心霊番組である。簡単に番組の内容を簡単に解説しておくと、視聴者 からの体験談を元に再現VTRをつくって解説とかしていく番組である。まぁ、僕がい いたいのは番組のことではなく(単純に霊つながりで番組の名前を思い出したんでふ れただけです、すみません)心霊のことなのだが、実は僕は多少ではあるが見えるの です。何が?って・・・それは決まってますやん。霊ですよ、霊。見えるヒトと見え ないヒトがいて見えないヒトからすると「うそでしょ」「いないよぉ」とかいって、 バーチャルの世界な話になってしまうが、見えるヒトにとってはバーチャルな世界で は終わらない、というか終われないのだ。でも厄介なように聞こえるかもしれないが、 この見えるという感覚がたまには役に立つこともある。何に役に立つかというと、家 を借りようと探したりしている時などは、物件に行くと事件や事故で亡くなったヒト とかがいたら一発でわかる。そんな家はもちろんのこと借りない。当たり前であるが。 だって怖いんだもん(笑)。僕が大阪から東京にでてくる時に遭遇した体験をを少し しようと思う。
  広めのマンションを探していて、いい物件があるということでとある不動産屋さんに 案内してもらったときのこと。まず4階の日当たりのいい角部屋を見た。たしかにい い!!でも一つ気になるのが、な〜んか玄関を入ったときから水の中にいるような感 覚に襲われていた(水中に潜ったときのような圧迫感と息苦しさといったらわかって もらえるかな?)。おかしいなぁとは思いながらぐるっと各部屋を見てまわった。す ると不動産屋さんが「3階にもう15000円足してもらったら、もっと広い部屋あるんで すが、みますかぁ?」といわれ、僕は「じゃぁついでに」ってことで見せてもらうこ とに。ここでやめとけばいいのにやめれないのはなんでなんでしょうかねぇ?(苦笑) しかしここからが大変だった。3階に降りて玄関を開けたとたん息ができなかった。 いたるところから誰かがみているのだ。ただ不動産屋さんに変人扱いされたくないの で、いったん中に入ってみる。一応見てる振りをして各部屋を回った。実はどこにひ そんでいるのか、僕は探していたのだった。常に誰かが見ている。はっきりいって怖 い。さらに以上に寒い。誰かここで死んでいる。直感で思った。間違いない。僕はコ コロのなかでそうつぶやいていた。そのとき自分が水の中にいるような感覚のままな ことに再び気付き、不動産屋さんに「水回り見せてくださ〜い」といって、浴室を見 にいった。浴室のドアを開けたとたん、全てが理解できた・・・・以前ここで女のヒ トが死んでる・・・しかも事故でなく、事件で・・・・。浴槽のなかに沈んでる女の ヒトが見えた・・・その女のヒトには「あなたはもう亡くなってるんですよ。」とだ け伝えておいて・・・速攻で僕は背中をむけ、その部屋は気に入らないという言い訳 をしてマンションの外にでた。不思議がる不動産屋さんに感じたことをそのまま正直 に話すと、しどろもどろではあったが、過去にそこでは事件があって、それ以来、新 しくヒトが契約しても数ヶ月で解約してしまうとのことだった。そんな物件紹介する なよなぁ、不動産屋のにいちゃんよぉ(笑)。普段は邪魔だなぁと思う感覚が、ちょっ と役にたった瞬間だった。今考えたらそんなことせずにさっさとちがう物件を見にい けばよかったのだが止まらなかった・・・彼女は僕に何をいいたかったのだろうか? 今はそのマンションの近所に住んでいて、時々その前を通るがやはりその部屋からは 不思議な視線を感じるたび、そんなことを考えてしまう。一回目にしてはディープだ が、僕には見えるバーチャルな世界。

 

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